読書ログ(<書籍紹介) 『夢を売る男』百田尚樹(著) ~便所の落書きのような医療への類推・感想+関連3冊~ <目次> 【こんな人におすすめ】 1. 本書の特徴 2. 内容の類推 【医療への便所の落書き的類推】 3. 他の魅力的で関連しそうな本 百田尚樹さん…
ChatGPTの医療現場/事務での活用 ~今すぐできそうな対話型AIの簡単な利用法と期待~ <目次> 1.対話型情報提供/診療補助 1-1. 病気のことを聞いてみる 1-2. 受診相談してみる 【エビデンス例】認知行動療法にAI 【新エビデンス例】患者質問にChatGPT …
対話型AIで探る医学情報 ①ChatGPT編 ~水腎症の原因/尿路結石症の記事との比較~ <目次> 1. 水腎症の原因 1-1. ChatGPT×水腎症の原因 1-2. 表作成!ChatGPT×水腎症の原因 1-3.「医師向け!」×ChatGPT×水腎症の原因 1-4. ChatGPT×水腎症の原因(成人) 【…
尿路結石症に対するCTと超音波検査 ~診断特性(感度、特異度、尤度比)とアウトカムの比較~ <目次> 1.診断特性 - CTを基準とした比較 - 1-1. POCUS 1-2. Radiology Ultrasonography 2.アウトカムの比較 病歴は事前確率を考えたり、ヒントになったり…
水腎症の原因(成人) ~尿路結石だけじゃない原因と鑑別~ <目次> 1. 水腎症の原因(成人) 2. 水腎症の原因の具体的割合と患者の特徴 3. 水腎症の疫学 4. 尿路結石/水腎症の臨床症状 【続編】尿路結石の超音波検査 -感度・特異度- 超音波検査(エコ…
『国家試験後の臨床 レジデントが学ぶべき100のこと』 渡部晃平(著), 日本医事新報社 <目次> 【こんな人におススメ】 この本の特徴 内容の深さ ~血液培養を例に~ さらにその先へ 気がつけば、新年度ですね。帯の「卒後10年目」という言葉が目に留まり手…
医学書ログ(書籍紹介) 『その症状は こう読み解く! 臨床に役立つ神経解剖のツボ』 ワレン バージャー, ジョン バージャー(著) 上田剛士(監訳), 丸山尊(訳) <目次> 【こんな人におススメ】 この本の特徴 この本の感想+α 神経診察、神経症候学的な…
低ALP血症|低ホスファターゼ症だけじゃない血清ALP低値の原因 ~ALP上昇×アイソザイムに寄り道しながら~ <目次> 1.血清ALPと言えば? 2.ALPのアイソザイム -寄り道- 3.低ALP血症の原因 3-1. 血清ALP低値の原因 3-2.【時間経過別】血清ALP低値の原…
低ホスファターゼ症③|病態生理 ~TNSALP遺伝子変異からPLP, PPi蓄積まで~ <目次> 5. 低ホスファターゼ症の病態生理 PS. 低ホスファターゼ症の関連記事 前回まで、低ホスファターゼ症(hypophosphatasia; HPP)の臨床症状、検査所見について扱ってきまし…
医学書ログ(書籍紹介) 『先生、病棟で急変です!当直コールの対応、おまかせください!』 藤野貴久(著)、羊土社 <目次> 【こんな人におすすめ】 1.この本の特徴 2.この本の位置付け 対象は卒後年数的に絞られますが、春から新研修医の先生をはじめ…
いつもと違う本との出会い ~読書Log:『トリオリズム』etc おすすめの4冊~ <目次> 1.きっかけ 2.『トリオリズム』 - 叶恭子 (著) 3.『京都花街の経営学』 - 西尾久美子 (著) 4.『Ai 愛なんて 大っ嫌い』 - 冨永 愛 (著) 5.『遺言 私が見た原子力と…
医師国家試験 117C67 ~感染性心内膜炎の合併症(脳出血)とフォロー~ <目次> 1.医師国家試験問題 2.感染性心内膜炎を疑えるか? 2-1. 発熱+悪寒戦慄→敗血症を疑う 【深掘り】悪寒戦慄と菌血症 2-2. 発熱+意識障害の原因 2-3. 感染性心内膜炎の臨床…
低ホスファターゼ症②|検査所見、鑑別疾患 ~尿中PEAや血清ALPの感度・特異度まで深掘り~ <目次> 3.低ホスファターゼ症の検査値 3-1. HPPの検査値(内科学書の概要) 3-2. 年齢別の臨床的特徴(検査値を含む) 3-3. 高Ca血症などの検査異常の頻度 3-4.…
健診で「肝機能障害?」と言われたら② ~肝硬変とAST/ALT比の深掘りを中心に~ <目次> 1.肝逸脱酵素上昇=肝機能障害とは限らない(前回) 2.肝臓の働き・機能(前回) 3.肝機能検査を深堀り(前回) 4.肝細胞パターン(AST・ALT)の深掘り(前回) →…
低ホスファターゼ症①|臨床症状(成人型含む) 意外な全身症状も!? ~臨床症状から検査値、ALP活性低下による病態生理まで~ <目次> 1.低ホスファターゼ症の概要 2.低ホスファターゼ症の臨床症状 2-1. 全般 -HPPの臨床症状- 2-2. 発症年齢別 -HPPの臨…
投資信託の選び方 -つみたてNISA編-(新NISA対応) ~医師に向けた視点とともに~ <目次> 1. 投資信託の選び方-つみたてNISA編 の全貌 2. つみたてNISAとは? 3. つみたてNISAに求めるものは? 補足: 医師の働き方を加味すると? 4. つみたてNISAの三…
灼熱痛・灼熱感の鑑別疾患 ~Sjogren症候群による小径線維ニューロパチーをはじめ~ <目次> 1.どこの灼熱痛? 2.口腔の灼熱痛(口腔灼熱症候群の原因) 3.口腔以外の灼熱痛 3-1. シェーグレン症候群の灼熱痛 3-2. 小径線維ニューロパチー(SFN)の原因 …
健診で「肝機能障害?」と言われたら ① ~肝逸脱酵素上昇≠肝機能障害から、肝機能検査について~ <目次> 1.肝逸脱酵素上昇=肝機能障害とは限らない 2.肝臓の働き 3.肝機能検査を深堀り 4.肝細胞パターン(AST・ALT)の深堀り 5.肝硬変(線維化)とAS…
医学書ログ(書籍紹介) 『レジデントのための内科診断の道標』 上田剛士(監修)、小嶌裕介(著) ここ1-2カ月ぐらいの間に上田剛士先生の携わっていらっしゃる書籍が複数出版されるということがありました。『ジェネラリストのための内科診断リファレンス…
プロトンポンプ阻害薬(PPI) ~副作用と不適切使用の予測因子~ <目次> 1.PPIの副作用(有害事象) 2.PPI不適切使用の予測因子 副作用(有害事象)について意識していない人も一定数はいるかもしれないと感じるプロトンポンプ阻害薬(proton pomp inh…
読書ログ(書籍紹介) 『数値化の鬼』 安藤広大 (著) ~疫学の勉強と似ている!?~ <目次> 【こんな人におススメ】 1.数値化はすべてではないが… 1-1. 数値化の優先順位 1-2. 数字を見てみよう(イベルメクチン) 1-3. 数字で聞いて判断する 2.リーダー…
FP3級(3級ファイナンシャル・プランニング技能士) ~医師・医学生への有用性、合格体験記~ <目次> 1. FPとは? 2. なぜ学ぶのか? 節税・“節税”勧誘対策にも 資産設計・貯蓄にも 相続対策にも あくまで個人のお金の話 自ら学ぶ必要性は? 3. 受験申込に…
魚骨摂取による合併症: 消化管穿孔をきっかけに ~お魚の骨を食べると何が起こりうるのか?~ <目次> 1.魚骨による合併症 2.魚骨の嵌頓/穿通部位 2-1. 魚骨の嵌頓部位 2-2. 消化管穿孔における穿通部位 3.魚骨の長径と消化管穿孔 4.魚骨摂取の危険…
"頭以外"の片頭痛 !? ~腹部片頭痛まで~ <目次> 1.片頭痛の分類 2.片頭痛に関連する周期性症候群などを深掘り 2-1. 腹部片頭痛をさらに深掘り 先日、MKSAPで片頭痛の問題に触れることがありました。治療薬の機序をはじめ、興味深いところが多いですね…
医学書ログ(書籍紹介) 医療AI 入門書 ~4冊比較特集~ <目次> 1.【こんな人におすすめ】 2.医療AI入門書: 4冊の比較 ①『医療AIの知識と技術がわかる本』 小西 功記, 清水 祐一郎 ら (著) ②『これだけでわかる! 医療AI』 井川 房夫, 藤田 広志 (編集) …
好酸球増加症の程度(mild-moderate-severe)と原因 ~鑑別にも活用~ <目次> 1.好酸球増加症とは 2.臓器・原因ごとの好酸球増加の有無 3.好酸球増加症の程度の定義と原因 3-1. 好酸球増加症の程度(mild-moderate-severe)の定義 3-2. 好酸球増加症の…
読書Log&読書Link 『22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる』 成田悠輔(著) <目次> 1.【こんな人におススメ】 2.医療に当てはめられないか? エビデンス例: AIによる慢性疼痛に対する認知行動療法 3.他の本と繋ぐ『10年…
鉄欠乏性貧血③ ICDの原因 ~成人男性/閉経後女性の原因と悪性腫瘍まで~ <目次> 4.鉄欠乏性貧血の原因 4-1. ICDの原因: 需要と供給の視点から網羅的に 4-2. ICDの原因: 疫学的な視点から 【補足】鉄欠乏性貧血の疫学(日本) 4-3. 成人男性/閉経後の女…
鉄欠乏性貧血② ~慢性炎症、ビタミンB12・葉酸欠乏との合併と貧血へのアプローチ~ <目次> 3.慢性炎症、ビタミンB12・葉酸欠乏との合併 【補足】貧血へのアプローチ(鑑別) 3-1. 巨赤芽球性貧血との合併: RDWに着目!? 3-2. 慢性炎症に伴う貧血(ACD)との…
鉄欠乏性貧血① 鉄欠乏の進展と臨床検査 <目次> 1.鉄欠乏性貧血 ~鉄欠乏の進展~ 2.貧血の検査所見の深掘り 2-1. 血清フェリチン値は必要? 2-2. 各検査結果と尤度比 2-3. 鉄欠乏と血小板数 3.慢性炎症、ビタミンB12・葉酸欠乏との合併 今回は、身近…