医学生からはじめる アウトプット日記

医学生のうちにはじめてみたいということで始めてみたブログです。体験のシェアや、日常の医学に関連する疑問の「なぜ」・「なに」を大切にアウトプットする場としても使いたいと思います。少しでもお役に立てば幸いですが、自己責任でお願いします。また、内容に関しては自身の所属等とは一切関係ありません。

身体診察

小児喘息①:喘鳴と鑑別疾患(乳幼児喘息)

小児喘息①:喘鳴と鑑別疾患(乳幼児喘息) 1.小児喘息の診断の流れ 2.喘鳴の鑑別疾患 (3,4は次回の記事を予定) 3.原因ウイルスによる増悪進展の相違(症状等の違い) 4.疫学:検出ウイルス(+臨床的特徴) 続編はこちら → 小児喘息②:ウイルス…

小脳疾患・小脳症候群と身体所見

小脳疾患・小脳症候群と身体所見 1.小脳疾患の主要所見 2.小脳症候群 小脳障害というと、運動失調、眼振がぱっと思い浮かびました。運動失調の所見として指鼻指試験、踵膝試験、回内回外試験ぐらいはOSCEもあり、どのように診察するかまで容易に想像がつ…

瞳孔散大とショック

瞳孔散大とショック 1.瞳孔所見と鑑別 2.瞳孔散大 末期担癌患者さんのショック(血圧の測定も△)で両側の瞳孔が散大している患者さんのお話を聞きました。救急では「ABCDの順で」といっても瞳孔散大(Dの異常)を見かけるとABCよりも目につきやすく気に…

黄疸 ~血清ビリルビン値と眼球結膜黄染・皮膚黄染~

黄疸 ~血清ビリルビン値と眼球結膜黄染・皮膚黄染~ 1. 黄疸と身体所見 2. 皮膚黄染とビリルビン値 3. 眼球結膜黄染と血清ビリルビン値 黄疸の患者さんを立て続けに診察する機会がありました。しかも、今回は複数の日本人の患者さんはもちろんのこと、日本…

眼振の分類と原因・鑑別 ~垂直性眼振は中枢性!?~

眼振の分類と原因・鑑別 ~垂直性眼振は中枢性!?~ 先日の勉強会のカンファレンスにて、垂直性眼振(vertical nystagmus)で中枢性の原因を疑い、まさかの最後は傍腫瘍性神経症候群による垂直性眼振でした。 めまい診療等でも重要ですが、眼振の原因・鑑別…

中枢性顔面神経麻痺 「これって麻痺ですか?」

中枢性顔面神経麻痺 ~これって麻痺ですか?~ 先日、病棟での回診の際の身体診察にて中枢性の顔面神経麻痺のフィジカル(身体所見)に出会う機会がありました。中枢性の顔面神経麻痺は麻痺があまりはっきりとせず、分かりにくいというのが第一印象でした。…

結節性紅斑 〜全身性疾患の兆候〜

結節性紅斑 erythema nodosum 前回、結核による結節性紅斑が認められた症例をきっかけに結核の皮膚病変、皮膚結核について深掘りしてみました。 結節性紅斑は結核による皮膚病変であるが、皮膚結核ではないような何とも言いがたい分類を前回の深掘り( 肺外…

肺外結核と皮膚結核 ~結核と皮膚病変~

肺外結核と皮膚結核 ~結核と皮膚病変~ 2週間以上続く発熱と下腿の皮疹を認めた40歳台の男性の症例と症例集にて出会いました。皮疹は結節性紅斑で、最終診断は肺結核でした。 やはり結核の症例は様々なclinical maniestationsがあり、興味深いですね。皮膚…

比較的徐脈(相対的徐脈)の重要性は?

比較的徐脈(相対的徐脈) relative bradycardia 今年度のどこかで、「比較的徐脈は特異的ではない」というような文献があるという噂を聞いていたので、これをきっかけに比較的徐脈をちょっとだけ深堀りしてみたいと思います。 まず、国試で比較的徐脈と言え…