"Med-Hobbyist" 医学の趣味人 アウトプット日記

趣味人"Med-Hobbyist"のブログへようこそ。体験のシェアする場所として、日常の医学に関連する疑問の「なぜ」・「なに」を大切にアウトプットする場所として、こころが温まる場所として、様々なかたちで拠りどころとなるような場所として使いたいと思います。少しでもお役に立てば幸いです。

身体診察

網状皮斑(livedo reticularis) ~敗血症性ショックとMottling Scoreまで~

網状皮斑(リベド, livedo reticularis) ~敗血症性ショックとMottling Socreまで~ <目次> 1.網状皮斑(livedo reticularis; LR) 2.網状皮斑の分類・原因 3.【Mottling Score】敗血症性ショックと予後 網状皮斑(リベド, livedo reticularis; LR)…

気管挿管とMallampati分類・Upper Lip Biteテスト

気管挿管とMallampati分類・Upper Lip Biteテスト ~挿管困難とMallampati分類・upper lip biteテストのエビデンスまで~ 1.術前回診と挿管困難 2.挿管困難の指標(マランパチ分類、Upper Lip Biteテスト)の深堀り そういえば、麻酔の術前回診の際にマ…

リンパ浮腫の原因 ~原発性・続発性~

リンパ浮腫の原因(鑑別疾患) <目次> 1. リンパ浮腫の身体所見 2. リンパ浮腫の原因(鑑別疾患) 3. 続発性リンパ浮腫の深堀り 今まで浮腫の鑑別といえば、局所性と全身性に分けて考えて、その中のひとつにリンパ浮腫があるという程度で、リンパ浮腫の原…

貧血の病歴と身体所見 ~眼球結膜蒼白をはじめ~

貧血の病歴と身体所見 ~眼球結膜蒼白をはじめ~ <目次> 1.貧血の病歴 2.貧血の身体所見とエビデンス 3.眼瞼結膜(結膜縁)蒼白の見方 4.ヘモグロビン値による推移;感度、特異度、尤度比 今回は先日の札幌医大 臨床推論勉強会RiHにて症例提示後、…

小児喘息①:喘鳴と鑑別疾患(乳幼児喘息)

小児喘息①:喘鳴と鑑別疾患(乳幼児喘息) 1.小児喘息の診断の流れ 2.喘鳴の鑑別疾患 (3,4は次回の記事を予定) 3.原因ウイルスによる増悪進展の相違(症状等の違い) 4.疫学:検出ウイルス(+臨床的特徴) 続編はこちら → 小児喘息②:ウイルス…

小脳疾患・小脳症候群と身体所見

小脳疾患・小脳症候群と身体所見 <目次> 1.小脳疾患の主要所見 2.小脳症候群 3.まとめ 小脳障害というと、運動失調、眼振がぱっと思い浮かびました。運動失調の所見として指鼻指試験、踵膝試験、回内回外試験ぐらいはOSCEもあり、どのように診察する…

瞳孔散大とショック(血圧低下)

瞳孔散大とショック(血圧低下) <目次> 1.瞳孔所見と鑑別 2.瞳孔散大(散瞳) dilated pupil, mydriasis 3.瞳孔散大と循環血漿量減少性ショック 末期担癌患者さんのショックバイタル(血圧の測定も△)で両側の瞳孔が散大している患者さんのお話を聞…

黄疸 ~血清ビリルビン値と眼球結膜黄染・皮膚黄染~

黄疸 jaundice ~血清ビリルビン値と眼球結膜黄染・皮膚黄染~ <目次> 1.黄疸 jaundice 2.皮膚黄染とビリルビン値 3.眼球結膜黄染とビリルビン値 黄疸の患者さんを立て続けに診察する機会がありました。しかも、今回は複数の日本人の患者さんはもち…

眼振の分類と原因・鑑別 ~垂直性眼振は中枢性!?~

眼振の分類と原因・鑑別 ~垂直性眼振は中枢性!?~ <目次> 1.眼振の定義・分類 2.垂直性眼振は中枢性!? 3.眼振の分類と病変部分 先日の勉強会のカンファレンスにて、垂直性眼振(vertical nystagmus)で中枢性の原因を疑い、まさかの最後は傍腫…

中枢性顔面神経麻痺 「これって麻痺ですか?」

中枢性顔面神経麻痺 ~これって、そもそも麻痺ですか?~ <目次> 1.顔面神経(第VII脳神経)障害の全般 2.顔面神経: 中枢性障害と末梢性障害の比較 3.まとめ 先日、病棟での回診の際の身体診察にて中枢性の顔面神経麻痺のフィジカル(身体所見)に出…

結節性紅斑 〜全身性疾患の兆候〜

結節性紅斑 erythema nodosum 前回、結核による結節性紅斑が認められた症例をきっかけに結核の皮膚病変、皮膚結核について深掘りしてみました。 結節性紅斑は結核による皮膚病変であるが、皮膚結核ではないような何とも言いがたい分類を前回の深掘り( 肺外…

肺外結核と皮膚結核 ~結核と皮膚病変~

肺外結核と皮膚結核 ~結核と皮膚病変~ <目次> 1.肺外結核 2.皮膚結核 2週間以上続く発熱と下腿の皮疹を認めた40歳台の男性の症例と症例集にて出会いました。皮疹は結節性紅斑で、最終診断は肺結核でした。 やはり結核の症例は様々なclinical maniest…

比較的徐脈(相対的徐脈)の重要性は?

比較的徐脈(相対的徐脈) relative bradycardia 今年度のどこかで、「比較的徐脈は特異的ではない」というような文献があるという噂を聞いていたので、これをきっかけに比較的徐脈をちょっとだけ深堀りしてみたいと思います。 まず、国試で比較的徐脈と言え…