"Med-Hobbyist" 医学の趣味人 アウトプット日記

趣味人"Med-Hobbyist"のブログへようこそ。体験のシェアする場所として、日常の医学に関連する疑問の「なぜ」・「なに」を大切にアウトプットする場所として、こころが温まる場所として、様々なかたちで拠りどころとなるような場所として使いたいと思います。少しでもお役に立てば幸いです。

初期研修 中断のトリセツ ~お休み90日までなら2年で研修修了可能~

初期研修の中断のトリセツ ~お休み90日までなら2年で研修修了可能~ 初期研修1年目の先生は初期研修、とりわけオリエンテーション後の業務が始まって2カ月ぐらいが経った頃だと思います。慣れてきた反面、様々な物事が見えてきたり、疲れの出てくる時期では…

病院の収益イメージ ~自己研鑽(サービス残業)を時間外労働と認めたら赤字転落?~

【番外編】病院の収益イメージ ~自己研鑽(サービス残業)を時間外労働と認めたら赤字転落?~ <目次> 1.病院の収益・損益のイメージ 2.数字を見てブレインストーミング 3.最後に ~数字による気づきへ~ 今回は、先月のとある出来事から「初期研修…

血球貪食症候群 Secondary HLHの原因と鑑別疾患 ~内科緊急症の掴みどころを探る②~

血球貪食症候群 ~掴みどころを探る②~ Secondary HLHと鑑別疾患 <目次> 4.Secondary HLHの原因 5.COVID-19と血球貪食症候群 6.血球貪食症候群の鑑別疾患 7.HLHの多彩な症状 前回(血球貪食症候群 HLH-2004 & HScore ~内科緊急症の掴みどころを…

血球貪食症候群 HLH-2004 & HScore ~内科緊急症の掴みどころを探る①~

血球貪食症候群(HLH)~内科緊急症の掴みどころを探る①~ 診断基準HLH-2004 と 臨床予測ルールHScore <目次> 1.血球貪食症候群とは ~国試レベル~ 2.血球貪食症候群の特徴 3.診断基準・臨床予測ルール 3-1. HLH-2004(診断基準) 3-2. HScore(臨…

本:【いい子症候群の若者たち】先生、どうか皆の前でほめないで下さい

読書ログ(書籍紹介) 『先生、どうか皆の前でほめないで下さい: いい子症候群の若者たち』 金間大介(著) <目次> 1.いい子症候群とは 2.印象的な部分と個人的な解釈 究極の"してもらい上手" 学歴志向・肩書志向 社会貢献はしたいけど… 3.若者のために…

菊池病(組織球性壊死性リンパ節炎) ~特徴と鑑別疾患~

菊池病(組織球性壊死性リンパ節炎) ~意外と身近な疾患の特徴と鑑別疾患~ <目的> 1.菊池病の特徴 疫学・臨床所見 症状・身体所見、検査結果、併存疾患etc 2.菊池病の鑑別疾患 リンパ節腫脹の鑑別疾患 菊池病の組織学的鑑別疾患 私ごとですが、実は1ヶ…

本: マンガでわかる Dr.Kの株式投資戦術 ~医師の資産運用への想い・個人的雑記~

読書ログ(書籍紹介)+α 『マンガでわかる Dr.Kの株式投資戦術 −忙しい医師でもできるエビデンスに基づく投資−』 Dr. K(著) +医師の資産運用をはじめとする個人的な想い・雑記 <目次> 1.おススメの人 2.購入のきっかけ 3.書籍のターゲット (補足…

医学書: レジデント・ジェネラリストのためのリウマチ・膠原病診療

医学書ログ(書籍紹介) 『レジデント・ジェネラリストのためのリウマチ・膠原病診療【電子版付】』 猪飼 浩樹 (著), 滝澤 直歩 (著) 膠原病診療の類書もすでに多い中で、特徴的・魅力的であった医学書の医学書ログです。後発でありながら、これまでの類書に…

多系統萎縮症(MSA)の症状の頻度と経過 ~ゲシュタルトと鑑別疾患~

多系統萎縮症(MSA)の症状ごとの頻度と経過 ~MSAのゲシュタルトづくりと鑑別疾患まで~ <目次> 1.多系統萎縮症の分類と概要 2.MSAの経過 3.MSAの多彩な症状 4.症状の深掘り ~MSA-CとMSA-Pの比較~ 5.MSAの鑑別疾患(mimics) 多系統萎縮症(M…

本: 『経営リーダーのための社会システム論 構造的問題と僕らの未来』

読書ログ(書籍紹介) 『経営リーダーのための社会システム論 構造的問題と僕らの未来』宮台 真司 (著)、野田 智義 (著) 「経営リーダーのための」とは言いつつも良い意味で裏切ってくれる、誰にでも読んでほしい社会の構造的問題を社会学の視点から宮台真司…

医学書: 誰も教えてくれなかった皮疹の診かた・考えかた ~皮膚科診断~

医学書ログ(書籍紹介) 『誰も教えてくれなかった皮疹の診かた・考えかた』 松田光弘(著) 皮疹の診かたの本といえば、皮疹の分類を覚えるだけでもひと苦労というような印象がありました。それを覆してくれた初歩的な皮疹の診断の思考プロセスに焦点を当て…

116D69 医師国家試験 ~レジオネラ肺炎: 暴露歴、予測スコア~

116D69 医師国家試験 レジオネラ肺炎を深掘り ~レジオネラらしさ: 暴露歴、予測スコア~ <目次> 1.問題文 116D69 2.解説 2-1. 軽く解説 2-2. 回答選択肢 3.少し深掘り ~レジオネラ肺炎~ 4.さらに深掘り 4-1. レジオネラ予測スコア 4-2. レジオ…

116C22 医師国家試験 炎症性マーカーとサイトカイン

116C22 医師国家試験 炎症性マーカーとサイトカイン ~CRP、IL-6をはじめ~ <目次> 1.問題文 116C22 2.解説 3.深掘り 3-1.IL-6阻害薬使用時には要注意 3-2.細菌感染症とウイルス感染症 4.国試に向けて 今回は、短めの医師国家試験(以下、国試)…

耳で聴く本 ”Audible” 体験記 ~感想・他のサービスとの比較~

耳で聴く本 "Audible"(オーディブル) ~体験記:感想・他のサービスとの比較~ <目次> 1.Audible(オーディブル) 2.良い点 3.悪い点 4.12万冊で満足!? 5.Audiobook.jpと比較 6.Kindle Unlimitedとの比較 7.私なりの結論 ~いったん解約…

G-CSF製剤による薬剤性血管炎 〜ペグフィルグラスチム!?〜

G-CSF製剤による薬剤性血管炎 ~ペグフィルグラスチムにて多い大血管炎/大動脈炎!?~ <目次> 1.G-CSF製剤のはじめの一歩 2.G-CSF製剤による薬剤性血管炎 2-1.腫瘍/G-CSF製剤の種類 2-2.本当の好発は? ペグフィルグラスチムが鍵? 2-3.Clinical…

"Med-Hobbyist" 医学の趣味人のアウトプット日記 へ

"Med-Hobbyist" 医学の趣味人のアウトプット日記 へ ~ブログ名変更のお知らせ~ 当ブログをご覧くださっている皆様へ いつも、当ブログをご覧くださり誠にありがとうございます。このたび、当ブログの名前を「"Med-Hobbyist" 医学の趣味人 アウトプット日記…

116A35 医師国家試験 ~irAEの概要・ニボルマブ×肺癌のirAE、PD-1阻害薬の機序~

116A35 医師国家試験 ~免疫チェックポイント阻害薬と免疫関連有害事象(irAE)~ ニボルマブ(PD-1阻害薬)のirAEや機序についての深堀りまで <目次> 1.問題文 116A35 2.解説・回答 3.少し深掘りしてみる 3-1.irAEの概要と解説 4.さらに深掘…

本: 言語が消滅する前に ~人間らしさを取り戻す哲学的対話~

書籍紹介(読書ログ) 『言語が消滅する前に』 國分功一郎、千葉雅也(著) <目次> 1.書籍紹介 【こんな人におススメ】 書籍のインプレッション 書籍で興味を持ったところ 2.オーディオブック"Audible"について 気がつけば3月。日差しも少し長く、暖か…

116A53 医師国家試験 ~グラム染色と肺炎の抗菌薬選択からの深堀り~

116A53 医師国家試験の解説・深掘り ~グラム染色と肺炎の抗菌薬選択・起炎菌の疫学~ <目次> 1.問題文 116A53 2.回答・解説 2-1. 私も考えてみたところ… 2-2. 緑膿菌による肺炎の抗菌薬選択 2-3. 正解選択肢 3.深掘りしてみよう 3-1. グラム染色 3-…

好酸球増加症の原因(鑑別疾患) ~寄生虫感染症と好酸球増加の有無~

好酸球増加症の原因(鑑別疾患) ~寄生虫感染症と好酸球増加の有無まで~ <目次> 1.好酸球増加症と鑑別疾患 1-1.好酸球増加症の定義 1-2.好酸球増加症の原因(鑑別疾患) 2.好酸球増加症をきたす寄生虫感染症 先日、好酸球が増加しており、そ…

医学部・医療系勉強会の運営 ~悩むより楽しもう~ 体験談

医学部・医療系勉強会の運営 ~悩みを吹き飛ばして楽しもう~ 体験談より <目次> 1.勉強会運営の悩み 2.なぜ勉強会をやるのか? 3.勉強会のどこに心惹かれているのか? 4.具体例より着地点のヒントを探る 4-1.アウトプットの方法から探る 4-2.勉強会…

カフェイン代謝とCYP1A2(シトクロムP450)~CYP1A2阻害薬・誘導薬まで~

カフェイン代謝とCYP1A2(シトクロムP450) ~カフェイン中毒からCYP1A2阻害薬・誘導薬まで~ <目次> 1.カフェイン代謝 2.キサンチン誘導体 3.CYP1A2(シトクロムP450 1A2) 4.CYP1A2阻害薬・誘導薬 4-1. CYP1A2阻害薬 4-2. CYP1A2誘導薬(誘導体) CY…

医学書: Jmed76 これって膠原病?コンサルト実況解説50選 ~膠原病mimics~

書籍紹介(医学書ログ) 『ミミックに騙されない思考の道筋 あなたも名医! これって膠原病?コンサルト実況解説50選』(jmedmook 76) 陶山恭博、須田万勢、福井翔(編) 振り返れば、2021年第4四半期で最もアツい医学書のひとつであると思います。「こんな…

Bartter症候群/Gitelman症候群の特徴

Bartter症候群/Gitelman症候群の特徴 ~偽性Bartter症候群を含めた鑑別ポイント~ <目次> 1.概要:Bartter症候群/偽性Bartter症候群/Gittleman症候群 2.検査値を比較・有意差は? いつになってもしっかりと覚えられないBartter症候群、Gitelman症候…

本: 他者と生きる リスク・病い・死をめぐる人類学(医療人類学)

書籍紹介(読書ログ) 『他者と生きる リスク・病い・死をめぐる人類学』 磯野真穂(著) <目次> 1.書籍紹介 【こんな人におススメ】 2.医療人類学に触れてみよう @YouTube P.S. エビデンスについて社会学で深掘り 1.書籍紹介 医療人類学・社会人類学を…

お餅 de 食餌性イレウス(餅イレウス)

お餅といえば? お正月!? 食餌性イレウス <目次> 1.お餅がのどに詰まる 2.食餌性イレウス:意外と若い? 3.お餅による消化管障害(食餌性イレウス) 3-1.文献①:162例+経験8症例の特徴 3-2.文献②(14例の英語文献) 【補足:様々な食餌性イレウス…

抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎 ②抗体の有無による臨床像の比較

抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎 ~抗MDA5抗体の陽性/陰性による臨床像の比較~ 1.基本事項(国試レベル)の確認(前回) 2.皮膚潰瘍の有無と抗体陽性率(前回) 【前回】抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎 ①皮膚潰瘍と抗体陽性率 - 医学生からはじめる アウトプット日記 …

抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎 ①皮膚潰瘍と抗体陽性率

抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎 ~基本事項の確認から抗体陽性率と皮膚潰瘍~ <目次> 1.基本事項(国試レベル)の確認 2.皮膚筋炎と抗体陽性率 3.抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎の臨床像(次回) (次回)抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎 ②抗体による臨床像の比較 - 医学生…

The Most Talked About Articles of 2021 @JAMA ~米国の死因 第3位COVID-19/コーヒーと頻脈性不整脈の関連~

The Most Talked About Articles of 2021 (JAMA) ~米国の死因 第3位COVID-19/コーヒーと頻脈性不整脈の関連~ <目次> 1.米国の死因第3位:COVID-19(2020年) 2.コーヒーと頻脈性不整脈の関係!? 【P.S. 当ブログ人気記事 2021】 皆さま、2021年は…

本: SDGs表現論 +【医療とSDGs・持続可能性やESGについて考える】

読書ログ(書籍紹介)+α 『SDGs表現論――プロジェクト・プラグマティズム・ジブンゴト』山中 司(著) +【P.S.】医療とSDGs・持続可能性やESGなどについて考える <目次> 書籍紹介『SDGs表現論』 【こんな人におすすめ】 【P.S.】医療とSDGs・持続可能性や…